ARTIST
ヴィデオバルド国際ヴィデオポエトリーフェスティバル
[アルゼンチン]
VIDEOBARDO International Videopoetry Festival
VideoBardo(ヴィデオバルド)は1996年に設立された詩と芸術に関するインディペンデントな団体。フェスティバルの目的は、ヴィデオポエトリーというジャンルの普及であり、言語に関する研究や理論的な議論を行っている。
私たちは、実験的な詩、ヴィデオアート、そして新しい技術を使ったハイブリッドで学際的な作品を扱い、現代アートの中でもヴィデオポエトリーに特化したフェスティバルである。
Drink air as a blessing （ドリンク ・エアー・アズ・ア・ブレッシング）
目、それは脳という銀河系の境界に浮かぶ小惑星。まるで祝福するかのように空気を飲みこむことができる人間、そして詩的な動植物たちが住んでいる地理的に境界が必要となる惑星。耳は、様々な方法で人間の体内に入る漏斗状の迷路。その中で歌い、語らい、風を吹いて共鳴し、静寂を与えるミノタウロスが、アリアドネを必要としている……あらゆるものが認められる場所。
これらの詩的な映像作品は、アートによる革命であり、数多の現実を見せつける。
【神津島、清瀬】
No Time Like The Present/ Robert Ladislas Derr/ U.S., 3min21sec/ HD
全ては、自身の時間的存在に限定されているので、“現在”のような時間はない。私はそれぞれの言葉と共に、月曜日午前8時、火曜日午前11時、水曜日午後2時、木曜日午後5時、金曜日午前8時に自転をする。すぐに“現在”は過去になる。
PATINA/ Monika Deimling & BBB Johannes Deimling/ Germany-Poland, 24min32sec/ HD
物事の連続性に関して写真、パフォ―マンスや映像といった領域で表現するモニカ・ソプチャクとBBB・ヨハネス・ダイムリングは、静止画をコマ送りし、自然のなりゆきにまかせる。画像の沈黙は、遊び心といった錯覚、繊細な視覚、イメージの知覚や映像投影を破壊する。
Belle Époque/ Kim Hanul/ South Korea, 5min41sec/ HD
「良き時代」は、表現豊かな映像が言葉をも取り巻くサイレント映画である。そのデジタル形式はファウンドフッテージ映像と撮影された映像の両方を混在させ、感情的な情報を激しい速度で伝達する。その抽象性が映写機を通して特定のイメージを残すことで、認識と表現における映像の根源を探究している。
1 Blue Pixel/ Dénes Ruzsa & Fruzsina Spitzer/ Hungary, 8min45sec/ HD
人間はマクロとミクロの世界の端に浮かんでいる。人間がマクロの世界の後にあるミクロの世界のルールを発見使用しようとしている。このビデオは1990年の宇宙船Voyager-1の歴史的な写真に触発されたものです。この宇宙船は地球から60億キロメートル離れたところにありました。写真のタイトルはPale Blue Dot（青白い点）です。地球の大きさは1ピクセル未満で、無限の黒の中のほんの小さな青い点なのです。
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Sun/ Omstar Otar & Mashtalir Taras/ Norway- Russia, 5min36sec/ HD
オッター・オルムスタッドは「sol」で始まるノルウェーの姓をタラス・マシュタリアの音楽とオルムスタッドとヤン・カルンベルツィンによる映像で、サウンド・ポエトリーを制作した。
カルンベルツィンが作り出した幾何学的形状と抽象的な形が宙に浮かぶと、姓と言語がどのような関係になるだろうか？
de.cadence/ Marisol Bellusci & Luis Saray/ Argentina- Colombia, 2min/ HD
アナログ映画の生き残りをかけているこの作品は、単なる物質的なものから、あるメディアを別のメディア（写真／ビデオ）に割り当て、アナログ素材からデジタル情報に至るまで、改革されたフィルム映像である。
ファウンドフッテージはヴィデオグラフィックスの手法で、実写映像を実験的に再統一し、脱構築と再構築の夫婦的関係についてスクリプトがあるコマーシャルな劇映画の実験的な再定義というリサイクルの方法とハイブリッドな美学の対象として形成する。
